鼻の黒ずを解消する重曹を使った洗顔、パック方法
鼻の黒ずみは、重曹洗顔や重曹パックで取れるでしょうか?
重曹を使って「重曹洗顔」や「重曹パック」をすることで、鼻の黒ずみが取れる美容法が話題になっています。
「鼻の黒ずみが取れた」「角栓がポロポロと落ちた」など、色々な効果があった記事を目にしますが、果たして本当でしょうか?
皮膚医学的に重曹洗顔、重曹パックは有効か?
食品としても使用される重曹は、温泉の成分でもあり安全性は高いです。
重曹の主成分である炭酸水素ナトリウムには、角栓の70%を占めるタンパク質を分解する作用があります。
弱いアルカリ性なので水に溶かすことでピーリング効果も少しあります。
それによって鼻の黒ずみ、古い角質が取れることはありますが、
残念ながらスキンケアとして継続して使うことは、よくありません。
市販で食用として販売されている重曹は粒子が大きく、使用方法によっては過度に皮膚に「摩擦」を起こします。
摩擦によって皮膚は「慢性炎症」を起こし、悪影響が出ることがあります。
例えば、長年メガネをかけている人の鼻の付け根が黒くなっていたり、花粉症の人が何度も鼻をかむことで鼻の周りが茶色くなったり、アトピー性皮膚炎で目や首をかいてしまう人は目や首の周りが茶色く色素沈着を起こす症状です。
これらは、すべて摩擦が原因で慢性炎症が起こることでメラニンが余分につくられてしまった結果です。
巷にあふれている情報は、万人にOKなものばかりではありません。
たまたま、その人の肌にあっていただけ。
という情報も混ざっているので、そのまま信用することなく慎重になることが大事です。
とはいっても、こんな口コミがあると気になりますよね。
マジで重曹洗顔オススメ
— くろば (@clover1005) 2018年2月6日
週2の重曹洗顔を続けて1カ月??
— レミ (@earth888111) 2017年9月30日
昨日、化粧品売り場の肌診断で、高得点をたたき出す??
重曹パワーってすごいね!
ですので重曹洗顔や重曹パックの使用に適した重曹の種類や、やり方も紹介します。
鼻の黒ずみ処理に使う重曹の種類
重曹というと、洗濯や掃除に使われるというイメージがありますが、
種類も「薬用」「調理用」「掃除用」の3種類あるのですが、鼻の黒ずみ解消に使用するのは、調理用です。
「薬用」でもいいのですが、100%近くの精製で純度が高い分、金額も高くなります。
「調理用」は「薬用」ほど精製されていませんが、不純物が少なく粉が細か目です。
山菜のあく抜きや、ベーキングパウダーの主成分として使われていたり、パンを作る際のふくらし粉などで使われています。
薬局やドラッグストアで販売されています。
「掃除用」は、100均でも売られていてお値打ちなのですが、不純物も多くキメが粗いので美容に使用するには不向きです。
重曹は水に溶かすと弱アルカリ性になり、油脂を乳化させ、タンパク質を分解させる効果があります。
これらの効果と重曹が持つ研磨作用を利用して、洗顔をしたりパックをすることで鼻の黒ずみを解消します。
洗顔の方法
重曹を使った洗顔法とは
洗顔剤を泡立てた後に重曹をひとつまみ加え、優しく洗顔し洗い流す。
この方法は重曹のスクラブ効果、洗浄効果で鼻の黒ずみや角栓を解消する効果があると言われています。
@あなたがいつも使っている洗顔石鹸か洗顔フォームを、いつも通りに泡立てて、そこに重曹を一つまみ入れよく混ぜます。
Aいつも通り洗顔します。
この時に、ゴシゴシ擦らないで、優しく洗います。
B洗顔後、すすぎ残しがないようによく洗います。
重曹の細かい粒子が、鼻の毛穴に詰まった黒ずみや汚れを、キレイに掻きだしてくれます。
注意
重曹を使った洗顔は、洗顔力が高いので使用頻度は多くて週に2回程度に抑えて下さい。
敏感肌、アトピー肌の方へ
敏感肌やアトピー肌の方は、肌のバリア機能が弱っているので重曹を使うことで、余計な刺激が肌に加わりダメージになる可能性があります。
そんな方にオススメなのが重曹水洗顔です。
洗面器に人肌程度のお湯をはり、重曹を小さじ一杯入れて良くかき混ぜます。
出来上がった重曹水で優しく洗顔します。
これなら肌への負担も少なく、肌への刺戟を軽減しながら黒ずみや汚れを落とすことができます。
このやり方なら、毎日の洗顔でも問題ありません。
パックの方法
重曹を使ったパック方法とは
重曹に水を加え、顔に塗布しても、垂れないくらいのペースト状に仕上げ鼻の黒ずみが気になるところに塗り、約10分放置した後に洗い流す。
重曹パックをすることで、鼻の黒ずみや角栓が取れ、ブツブツ・ザラザラ感が解消できると言われています。
@使用する量によって用意する量は違いますが、顔に塗っても落ちない程度に重曹を少量の水と混ぜてペースト状にします。
A出来上がった重曹パックを、鼻の黒ずみが気になるところに塗り、10分程放置します。
Bその後、ぬるま湯でキレイに洗い流した後、いつも通りにスキンケアをします。
重曹パックは、鼻の黒ずみだけでなく、ワキやひじ、ひざなど黒ずみが気になるところにも使えます。
まとめ
重曹洗顔で表面的に見える鼻の黒ずみは取る事はできますが、あくまでも対処療法です。
鼻の黒ずみの原因である毛穴の奥に詰まった古い皮脂は取り除く事はできません。
鼻の黒ずみを根本的に解決するには毛穴の奥に詰まった古い皮脂を取り除く必要があります。
古い皮脂が取り除かれると、新しい新鮮な皮脂が生まれてきます。
新鮮な皮脂は乾燥を防いでくれるので、乾燥肌とは無縁になるダブルの効果があります。
重曹はコストパフォーマンスは良いですが、食用や洗剤として販売されているのでスキンケア用には作られていません。
したがって、スキンケアにはスキンケアように作られた物を使用するのが安全です。
あくまで使用するなら自己責任です。
重曹はアルカリ性なのでピーリング効果もあり、古い角質もとれてツルッとします。
ただ、研磨力もあるので使い方によっては過度の「摩擦」を引きおこす可能性もあります。
摩擦によって「慢性炎症」を引きおこす事もあるので十分注意をしてください。
前述したように、食用の重曹を使用しても毎日のスキンケアは肌への負担が大きいので、
黒ずみが消えるからと、行き過ぎた使用をしないようにして下さい。
繰り返しますが、多くても週に2回以下の使用頻度に抑えるようにして下さい。
パッチテスト
重曹は歯磨きや入浴剤の中にも含まれていて、広い範囲で美容やスキンケアにも利用されていますが、
アレルギーがある場合や乾燥肌、敏感肌の人は念の為にパッチテストをしてから使用するのがいいでしょう。
腕の内側に重曹パックを塗って、24時間後に赤くなるか、かぶれるかをテストします。
もし、少しでも変化がでれば使用しないようにしてください。
重曹洗顔や、重曹パックも面倒くさい方や、敏感肌・乾燥肌・肌荒れで悩んでいる人も安心して使用することができる鼻の黒ずみ対策商品があります。
シュッとするだけで、毛なの汚れがポタポタと落ちてくるのが実感できます。