鼻の黒ずみ対策にオリーブオイルを使うのはおすすめできません。
鼻の黒ずみ対策に、オリーブオイルを使うと効果的、危険などと意見が分かれていますが、
一体どちらなのでしょうか?
オリーブオイルは鼻の黒ずみの原因でもある角栓と構成がもっとも近い油分で成分の約70〜80%がオレイン酸です。
ですので毛穴に詰まった角栓に馴染みやすく、自然に溶かして落とす効果も高く肌も傷めずに毛穴をキレイにしてくれるのです。
また保湿効果もあるので乾燥肌にも向いています。
しかし・・・。
使用した後がポイントなんです。
オリーブオイルは肌への残留性がく、完璧に洗い流そうとすると洗顔のしすぎになって肌を傷めてしまいます。
オリーブオイルの主成分である、オレイン酸は紫外線に当たると変質しやすく、落としきれなかったオリーブオイルが日中に紫外線にふれることで変質し、それが肌刺激になるリスクがあるのです。
また、落としきれないオリーブオイルの中にはオリーブオイルによって溶けた角栓やメイクの汚れも混じっているので尚更肌によくないのです。
オレイン酸は、もともと人間の皮脂に含まれている成分なのですが欠点ももっているのです。
実はオレイン酸はニキビの原因でもある「不飽和脂肪酸」の一種で、酸化しやすく、菌にも分解されやすい欠点があるのです。
これが肌荒れを起こしやすくもします。
洗顔が重要
洗い流せなかったオレイン酸は皮膚常在菌によって分解され「不飽和脂肪酸」という刺激物質にかわります。
「不飽和脂肪酸」は毛穴の開口部の肌を刺激して肌細胞が正常に角化しない「不全角化」を引きおこします。
すると、どうなるかというと開いた毛穴がすり鉢状に凹んだ状態になってしまうのです。
また、肌に残ったオレイン酸が分解されることで肌がダメージを受けることで、
肌は防御本能が働き急いで毛穴表面の細胞を傷んだものから正常の細胞へと入れ替えようと急ピッチで働きはじめます。
急ピッチで細胞が入れ替わるということは、古い細胞のゴミもたくさん出るということです。
ゴミがキレイに外部に排出されればいいのですが、ゴミが毛穴に詰まってしまう事もあります。
ゴミが毛穴に詰まると角栓になり、角栓に皮脂がこびりつき酸化することで逆に「黒ずみ」がふえてしまうこともあるのです。
また、ニキビの原因菌である「アクネ菌」はオレイン酸が大好物なんです。
ですから、洗顔でキレイにオレイン酸を洗い流すことができないと、鼻の黒ずみも増やし、ニキビも大量発生する可能性があるのです。
まとめ
以上が鼻の黒ずみをオリーブオイルを使って落とす方法がおすすめできない理由です。
オリーブオイルは普通のクレンジング剤のように合成界面活性剤等が含まれていないので、安全性が高いということでも評判になったのですが、
最近では合成界面活性剤等が含まれていないクレンジン剤も多く販売されています。
その中でもホットクレンジング売り上げシェアNO.1の「マナラホットクレンジングゲル」は
合成界面活性剤がフリーだけでなく、着色料、合成香料、鉱物油、エタノール、パラペン、紫外線吸収材も含まれていません。
また、鼻の黒ずみ対策に効果的で販売本数1000万本突破した実績もある優れものです。
45日間の商品代金返金保証もあるので、オリーブオイルを使うよりは試してみる価値はあると思います。
オリーブオイルの種類
オリーブオイルには「食用グレード」と「化粧品グレード」があります。
天然のオリーブオイルには「不純物」が含まれます。
医薬品や化粧品のオイルは安全第一なので、不純物をしっかり取り除きますが、食用オイルは毒性物質は取り除きますが、ある程度の不純物は残します。
なぜなら不純物に「味覚物質」が含まれているからです。
100%不純物を取り除くと味が無くなってしまいます。
食べる分にはOKな不純物でも肌に付着すると刺激になることがあります。
市販で販売されているオリーブオイルには、色々な種類があります。
- 「エクストラバージン」
- 「バージン」
- 「ピュア」
- 「コールドプレス」
- 「イタリア製」
- 「ギリシャ製」
などなどです。
オリーブオイルの表示基準
国際オリーブ協会(IOC)の基準
オリーブオイルは脂肪酸レベル・味によって4つの種類に分けられます。
「エクストラバージン」
脂肪酸が0.8%以下で味にも欠点がないもの
化学物質を使わず、機械を使って物理的に粉砕され絞りだします。
「バージン」
脂肪酸は0.8〜2%で、味は時には欠点があります。
「オリーブオイル」
「ピュアオリーブオイル」と呼ばれることもあります。
脂肪酸を2〜3.3%含みます。
「ランパンテ・バージンオイル」
イタリア語で「灯油」を意味します。
脂肪酸を3.3%以上含み、食用ではなく工業用油の原料となります。
脂肪酸(オレイン酸)
オリーブオイルは、オリーブを収穫してから出来るだけ早く細かく砕きプレスして絞り出さなくてはいけません。
この時の摩擦熱で温度が上がると風味が損なわれ脂肪酸(オレイン酸)が多く含まれ等級が下がります。
作業中の温度を27度意以下に保つ「コールドプレス」製法で優しく絞らなければいけないのですが、これがとても難しいのです。
味
オリーブが砕かれる時にハエの幼虫が混じったりすると味に変化がでます。
味は専門家によるテイストで判別されます。
偽造オリーブオイル
オリーブオイル業界には長い間、製造・輸入・輸出において誤魔化しや不正が広まっていました。
2016年には、イタリアで色だしのために殺虫剤に使用される硫酸銅が混合されたオリーブオイル8万5000トンが警察に押収されました。
2017年には、同じイタリアで質の低いオリーブオイルを「最高品質のエクストラバージンオイル」と誤魔化して
複数のオリーブオイルメーカーが数年単位で販売していたと警察に摘発されています。
これらの不正が起こる原因としては前述したようなオリーブオイル作りの難しさにあります。
では、どうすれば偽造オリーブオイルを見抜くことができるのかですが、なかなか一般人が偽造を見抜くことは難しいのですが、購入する時に次のことに注意するようにしてみて下さい。
- 収穫時期、または賞味期限をチェック
オリーブオイルが劣化しない期間は収穫から1年以内です。
- オリーブの生産地・品種をチェックする。
- 低品質なオリーブオイルでも「イタリアから輸入」と書くことで価格を釣り上げているケースもあります。
- オリーブオイルは透明なガラスに入っていると光で酸化するので暗褐色のガラスボトルを選ぶようにします。