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鼻の黒ずみにプラセンタは、すごい効果をもたらします。
という宣伝広告、クチコミもどき広告が多いですが、実はプラセンタは害はありませんが、効能も保湿によいということぐらいです。
でも、保湿ならわざわざ高価なプラセンタ入り化粧品やサプリ、注射を使わなくても保湿専用化粧品を使っていれば十分です。
多く出回っているいる情報と真逆の事を言っているので、なにっ!!
って感じでしょうが、一つ一つ説明しますね。
プラセンタは英語で、日本語では「胎盤」といいます。
まさに母親と胎児を結ぶ臓器で、受精卵を赤ちゃんに育て上げる素晴らしい臓器です。
プラセンタに含まれる主な栄養素は、
などです。
特に成長因子が、ターンオーバーを正常化させることで、毛穴に角質が溜まらない状態を作りだし、
美白効果があるのでメラニン毛穴による黒ずみも解消される。
鼻の黒ずみ対策には最高の成分がプラセンタには含まれています。
また、毛穴の黒ずみとも勘違いされやすい、毛穴のたるみ、シワなども、
成長因子がコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生成するのを促すことで、
皮膚の奥から若返り、肌全体もリフトアップする。
万能の成分です。
と説明がされています。
ヒトプラセンタは名前の通り人から取りだしたプラセンタです。
正常分娩で出産された人間の胎盤を使っています。
ヒトプラセンタの摂取は注射のみで、病院でしか使用できません。
副作用もなく摂取することには問題はないのですが、効果はというより成分は薄いです。
というのも感染症を予防するために、胎盤中の血液は特殊な高圧蒸気滅菌等により100%除去され、
たんぱく質はアミノ酸まで分解されます。
ヒトプラセンタはこれらの工程を繰り返されることで、多くの有効成分を失ってしまうのです。
ドクターによっては、ヒトプラセンタ注射は、馬プラセンタサプリメントや豚プラセンタサプリメントよりも有効成分は薄いといいます。
しかし、これだけの殺菌などの熱処理過程を行っても、ヤコブ病の原因物質が胎盤に含まれるかどうかはわからないために、
ヒトプラセンタ注射を受けた人は、2006年から献血が禁止されています。
「ヒトプラセンタ」は医療機関でしか使用できないので、市販のサプリメントやドリンクに使われているのは、ブタやウマの胎盤から抽出されたエキスです。
原料であるブタやウマは十分な健康管理・衛生管理体制を持つ農場から仕入れられ、
厳しく感染症などをチェックしています。
なかでも日本SPF豚協会が認定するブタやウマの胎盤は「SPFプラセンタ」と呼ばれ、信頼が高いです。
原料が衛生的なので滅菌処理などの工程も少なくすむことで、有効成分も損なわれずにすみます。
プラセンタサプリによる副作用も今までに報告はありません。
ただ、アレルギー反応がある人は注意が必要です。
プラセンタは、栄養素がいっぱい含まれていることはわかっていますが、経口摂取すれば
酵素やペプチド、ホルモンの大部分は、胃酸をはじめ消化器を通じて「肉」と同じ扱いで体内に吸収されるだけです。
例えば薄毛の人が、毛をもっと増やしたいからと毛を食べれば毛が増えるのかという理論と同じです。
プラセンタに含まれる栄養素は、バランスの良い食事を摂ることの方が、より健康的な栄養素を桁違いに取りいれることができます。
プラセンタは、美肌効果にかかせない栄養素をたくさん含んでいるのは事実です。
だから化粧品にプラセンタを配合することで、肌を健康に保ち美肌にする。
コラーゲンやヒアルロン酸は肌を健康にする働きを持っているからです。
しかし、これもプラセンタが体内に取りいれられたらの話です。
残念ながら、プラセンタの成分を体内に取り入れないかぎり、いくら肌に塗っても
プラセンタに含まれる栄養素・コラーゲン・ヒアルロン酸などの量はまったく増えません。
人間にはバリア機能があって、皮膚に塗ったものは肌の「角質層」と呼ばれる部分から奥に吸収されることはありません。
ただ、肌に潤いを与えるだけです。
これは、プラセンタに限らず、化粧水も乳液でも同じです。
考えてみればわかると思いいますが、バリア機能がなく皮膚に何かを塗ったら体内に取り入れられるとしたら、
空気中の雑菌やバイ菌などが体内に吸収され毛細血管を通じて体中を駆け巡ったら危なくて仕方ありません。
ですので、どんなにプラセンタが有効な成分を多く含んでいても体内に吸収されることはなく、
あくまでも肌表面の保湿に効果があるだけです。
でも、保湿効果なら、高価なプラセンタ化粧品を使わなくて保湿に特化した化粧品を使ったほうが効果があります。
植物には胎盤はありません。
植物プラセンタは米ぬかの抽出液です。
海洋プラセンタは、サケやマスなどの卵を包む膜の成分です。
どちらも胎盤ではないので問題外です。
プラセンタという言葉に騙されないで下さい。